黒瀬整復院

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院長ブログ 筋肉について: 2014年11月

[筋肉を・・神経を良く出来るから・・変形性関節症も治せるのです!!]

 大切なことなので、「リバウンド ~ 好転反応」についての補足を少々・・・
お話させていただきます(笑顔)

 前回までの「変形性関節症」でのお話と 多少ダブる部分もあるかとは思いますが
大切なトコロだということで、お聞き(お読み)下さい。

 では・・・

 「関節」の変形が起こると、その周辺の「筋肉」の動きが阻害され始めます。
そもそも、「関節」が変形し始めたというコトは 「関節周辺の筋肉」の働きに
問題が起きていた訳ですが、「骨」の形が変わってしまったコトで “負の連鎖” が
始まり、更に「筋肉」の働きが悪くなってしまいます。
 ↓
 その “負の連鎖” によって
「筋肉」が過度に緊張してくるために、痛みが出てきます。
 ↓
 ですから、
我療法においては まず、痛みを取ります。
 ↓
 もちろん、お薬等でではなく、”手技” によってです !! よ(笑顔)
どうやるの・・か ?? それは・・・ 「筋整復」 ~ 手技によって・・です !!
 ↓
 そうすれば、
「筋肉」が緊張から開放されます。
 ↓
 そうすると、
「筋肉」が健康な状態へと向かい始めます。
 ↓
 その環境(状態)をある程度維持していれば、「関節」の変形が 改善してゆくのです。
 ↓
 そうなるコトで、
“痛みの抜本的解消” を果たせるのです。
 ↓

 ※ここで、チョびっと難しいコトをお伝え・・・しますね(笑顔)

 「リン(P)」という物質が “鍵” になっているのです。⇒「リン(P)」は “人魂” と呼ばれる 、“火の玉のエネルギー源” です。
  
この変形した関節において、
 「リン(P)」が 「骨」に取り込まれるのか? 「筋肉」に取り込まれるのか? が大きな問題(=”重要な鍵”)なのです。
 ↓
 ●「筋肉」が正常になれば、「リン(P)」は「筋肉」に取り込まれます。
 ●「筋肉」が弱くなると、「リン(P)」は「骨」に取り込まれてしまい、骨変形 (=骨棘形成)を起こします。

すなわち、「リン(P)」が 「筋肉」「骨」のどちらに取り込まれるか? が、「関節」の状態を決める重要な “鍵” な訳です。



 では、なぜ?? “痛み” は取れるのか・・・? ですが、
 ↓
 それは・・・
[道]=「関節裂隙 ~ 関節の隙間」を拡げてあげるから・・・なんです。
 ↓
「関節痛」は 負担のかかっているトコロ ~ 加重されるトコロに出てくるモノなんです。
 ↓
 なので
「関節」の加重ポイントを移してあげれば “とりあえずの痛み” は消えてくれるのです。
 ↓
 実は、
「関節」の状態・機能(動き)は 「関節面の広さ」で決まるのです。
 ↓
 つまり、
「関節面⇒関節裂隙」を拡げるというのは、喩えると “交通渋滞する道路の道幅を拡張する(道幅の確保)” みたいな話です。
 ↓
「関節面」を拡げてあげると、自然と(無意識的に)その広がった関節面の部分に “重心が移動” して
そちらが使えるようになるのです。⇒「関節面」を拡げてあげる行為(手技)は “緩やかな力” でないとダメなんです!!
                 “強い力” を加えたら、「関節」が直ぐに壊れてしまいますから・・(冷汗)
 ↓
 そして、
[道]が拡がれば 自然と拡がったトコロが空くわけですから、そこが通れるようになる訳です。
 ↓
●「関節面」が狭くなってしまったために 交通渋滞が起きた!
●「関節面」が拡がったために 交通渋滞が解消された!! ⇒それが “とりあえずの痛みの解消” というコトです。
 ↓
 ところが・・・
少し良くなった状態で使っていると、その時に使われている「筋肉」は 最近まで、あまり使えなくなっていた「筋肉」ですから
まだ弱いんです。
 ↓
 ですので、
少しの間使い続けると またまた “痛み” が出始めます。⇒これが前回にお話した「小さなパターンのリバウンド」でもある訳です。
 ↓
 そこで、
この「小さなパターンのリバウンド」を起こした「筋肉」をしっかり強くさせるために・・・

『治療を継続する !! 』 そうすれば、”その痛み” はまた消える。⇒その「筋肉」が強くなった→蘇ったわけです。



※「小さなパターンのリバウンド」を意図的に何度か繰り返させるコトにより、
「関節面」の加重を変えて(拡げて)ゆく・・・これが『治療』であります。

これを繰り返して、”痛みの出る領域” を拡げ、無くして行きます。
 ↓
 それが完成する過程においては、
やはり、前回お話していた「大きなパターンのリバウンド」も ”全体的統合現象” として体験するコトがほとんどです。



 このように
“痛みの抜本的解消” ⇒ 『根本的・本格的治療』を本気で施術する場合には
どうしても、「筋肉」「骨」という ”組織→臓器” が修復するための 「仕方のない、当たり前の時間」を要します。
<半年から一年目安です>


※「関節面」を拡げる手技について・・・

どうしても、”ある程度の外力的な圧” をかけて
少しづつ拡げてゆくわけですが、当初はすぐに戻ってしまいます。
 ↓
この現象も 「関節」→「人体」からすれば、治ろうとする「自然治癒力」の現われです ! し、
「生体防御反応」である !! とも言えます。

 ですから、
“極力小さな力” で、良い意味で “ダマしダマし” ちょっとずつ "馴染ませて行く" わけです。
 ↓
 しかし、
どうしても変化して行くコトが カラダにはバレてしまう(汗)たとえ、カラダの持ち主は気付かなくとも・・(苦笑)
この現象も 「小さなパターンのリバウンド」というコトです。



あれ・・・?

“補足” のつもりが “捕捉” になって、またまた長く な っ ち ゃ っ た ・・・ すいません (笑顔)


[壊れる理由をシッカリ知っているから・・治せるのです(笑顔)]

 それでは、
 治し方について・・・ではなく、 

 なぜ??「変形性関節症」が治るのか?
変形=形の変わってしまった「骨」が、元に戻れるのか? をお話します(笑顔)


 では、
ここでもう一度 どうして??「変形性関節症」が起こったのか? を思い起こしてください。

 そう、
「筋肉」のクッション的性能が落ちて 支持性がなくなり、モロ「骨」に負担がかかって
そのために、「骨」が変形してしまった! んでした・・・ね。

 治す時はその逆を辿ればイイ! ⇒歴史を遡らせる!! (カッコイイでしょ)

 なので、
「筋肉」の機能を元に戻してあげれば、「骨」の形も自然と 元に戻り始める。 

というわけなんです。

 少し前までは、一旦「骨」が変形してしまうと 一生そのまんま・・・元には戻らない! と言われていました。
 
しかし、最近の研究では、
元に戻る! ⇒元に戻れる!! ことが、実証されています。
 ↓
「骨」が “元に戻れる環境設定” をしてあげるコトが大切なわけですが・・・
<この考え方・捉え方は、色々な問題解決にとても重要です !!>

 ↓
その “環境設定” というのが、”筋肉の調整” ⇒ 「筋整復」 ということなのです。

 
 「筋整復術」により 「筋肉」の”クッション機能的支持機能” を元に戻してあげれば、 
「骨」は 自然と元の形に修復する機能を持っているのです(驚)(笑顔)

 ※やっぱり、人体ってスゴい!! い゛すよね※

◎話のついでに・・・「変形性関節症」→「骨」の異常・・・
          「骨折」→「骨」の異常・・・ 
ある意味、同じ「骨」の異常ですから、
"治す時"の"治り方としての考え方" は同じです。やはり、「筋肉」を先に考えて治すのです。

 しかし、
いくら元に戻る! といっても 短期間ですぐに修復出来るわけではありません。

 変形度合いや、ご本人の修復能力⇒年齢や生活環境、食べ物の趣向や全体的な健康状態・・・等が
総合的に関係し合って、結果として治っていきます。

ですから、それなりの結構な時間は必要です。

 ので、
「本気で治りたい! という “強い想い⇒覚悟” が必須!! ですよ・・・」 というコトなんです。



 ここで、とても大切なお話を付け加えさせていただきます。

『リバウンド~好転反応』という 現象についてです。

「変形性関節症」の痛みは 必ず解消します!!

 しかし、
その治ってゆく過程において 必ず「リバウンド」が、起きるのです。

 私の施術の特徴・・・は

◎ 多数ある「関節腱」の ”腱の収縮力=ブレーキ力” を回復させるコトで、同じく多数ある「関節筋」を活性させて
“筋肉の伸展力=アクセル力” を回復させるコトです。

◎ これにより、「筋肉」の “運動持久力” や “動作可動力” が よみがえって、
“痛み解消” はもとより  “関節の変形自体を改善” に向かわせます。

◎ けれども、この多数の「腱」や「筋肉」の改善度合いには 必ず “バラつき” が、生じるのです。
このバラつきが 大きくなると、『腱と筋肉=ブレーキとアクセル』の バランスが崩れて、一時的に痛みを誘発させて
ワザと動きを短期間停止させ、バランスの取り直しを自ら図って来るのです。

これが「小さなパターンのリバウンド」です。

◎ 具体的には、何度か施術を受け「楽になって来たな!! 」と 感じ始めた矢先に、
「小さなパターンのリバウンド」がやってきます(苦笑)。

◎ でも、これは 加療を続けるコトで、早期に解消しますから「やっぱり、チャンと楽になって来ている !! 」に戻ります(笑顔)。

◎ 関節痛の解消過程では、この「小さなパターンのリバウンド」を 何回か繰り返します。
ですので、
「リバウンド」が起こるというコトは “改善シグナル” な訳です(笑顔)。・・・が・・・

◎ ところが、そうこうしている内に
今までとは感じの違う、強い痛みを伴い、動けないような異状に見舞われるコトが起きます。
これが 『大きなパターンのリバウンド』です。

◎ 「小さなパターンのリバウンド」を数回繰り返し、細かな部分のバランスは取れてきます。
それによって、”今まで使われていなかった、あるいは使うことが出来なかった筋肉” が
使われ始めるコトによって、”新たなる問題” が浮上し始めるのです。

これこそが「大きなパターンのリバウンド」なのです。

◎ そこで、またまたのチャレンジ!! となるわけですが
「この課題⇒大きなパターンのリバウンド⇒治療を続けるコト」を “顔晴って” 、“クリアー” して行くと・・・

凄いですよぉ~(笑顔)

「痛みは解消し、動きも良くなります!! 」⇒『多数の筋肉間での連動性能があがった!! 』というコトです。

◎ つまり、つまりは・・・「リバウンド」は 改善の大きな大きな “シグナル” なのです!!

◎ あ、
●「小さなパターンのリバウンド」が、何回も何回も起きる ! ということは・・
その傷病の “悪さの度合い⇒根の深さ” が、大きい!! というコトであります。

喩えると、「いち筋肉さん個人の機嫌がとても悪い! 」状況→機嫌直し!!

  また、
●「大きなパターンのリバウンド」が、とても強い ! ということは・・
それだけ “全体的に衰えていた⇒性能が落ちていた” というコトでもあります。

喩えると、「沢山の筋肉さん達同士の仲が悪い! 」状況→仲直り!!
  
という 感じでしょう・・か・・(苦笑)

◎ ですから、「リバウンド」には 負けずに乗り越えちゃいましょう(笑顔)



とは言いつつも・・

※具体的な「整復術~筋整復術」の施術に関しましては 当院の”企業秘密”であります(笑)
  また、とてもではありませんが 文章として書き切れる範疇のモノでは、ございません(笑)

ですので、

“覚悟の決まっている方” は 是非ご来院ください・・・(笑)
そして 治って、元気で楽しい毎日を取り戻してください!! (笑顔)






とりあえず・・・

 私としましては、今までの話が ちょっと”コア” になってしまい、”独りよがり的方向に突っ走った(苦笑)” コトは
気付いているのですが・・・(今回も とても長くなっちゃいました・・冷汗・・)

 実は、
次の話題にしたい・・・“意識の話” は もっともっと”コア” な話になってしまいそうなんです(苦汗汗汗…)

 ただ、”この手の話” は 知りたい人にとっては、
 ホンとーに 聴きたいお話な ”ハズ” なんです。

 で、
私もしたいんです!!

 ですので、
充分工夫しながら 少しずつ、ゆっくりと、丁寧に 時間をかけてお話して行きたいと考えております。


例によって、チビっと休息してから 再開します。


乞うご期待!! (笑顔)・・・


[骨の変形が治る理由も、筋肉・・です!!]

 では、
「関節」=”骨と骨のつなぎ目” のところの「骨」が “変形” してしまう、『メカニズム』 ~ 過程・理由をお話します。

 『メカニズム』は どこの関節の変形でも共通しますが、治療の現場では「膝 ~ひざ~」関節の変形が
圧倒的に多いので、「膝関節」を例にとってお話します。

 まず、「膝関節」には “半月板” と呼ばれる、”軟骨” が「大腿骨 ~太ももの骨~ 」 と「脛骨 ~すねの骨~ 」の間に存在しますが、
この “半月板という軟骨” が、「膝関節」の “クッション” だと思っている患者さん・ ”そういう説明” を受けている患者さんが ほとんどです。

この “誤解” は 医療従事者の間でも、普通に起きていますので
患者さんはそちらからの影響を多大に受けてしまうので、ある意味当然の事なのかもしれません(苦笑)

“半月板” は “クッション” ではありません。

 “半月板” は “パッキン” (の様なもの)であり、”ベアリング” (の様なもの)でもあります。

 平らな面の「脛骨」の上に 角が丸くなった「大腿骨」が乗っている「膝関節」ですので
そのままでは 左右方向にグラグラしてしまいますので、そうならない様に内側と外側から 
くさびの様に 「半月板」が “パッキン” として入っていて、
尚且つ 「脛骨」の上を「大腿骨」が、前後方向に滑り回転運動をしやすい様に 「半月板」がついているのです。

 では、
カラダの重さを受け止める “クッション” は 何がやっているのか・・・?

 そう・・・
やはり、それも「筋肉」がやっているのです。

 「関節」には “関節裂隙” と呼ばれる “隙間” があります。
もし、関節周辺の「筋肉」が弱くなると その “隙間” が 保てなくなるのです。

“クッション” である「筋肉」の性能が落ちてしまい、支持性が弱くなると “関節裂隙” を押しつぶすストレスが、かかり始めます。

そうなると、
●「骨」同士がぶつかり始める。
 ↓
●「骨」が腫れ始める。
 ↓
●そのせいで 更に「関節裂隙」が狭くなる。
 ↓
●「骨」同士がぶつかり、擦れ合う様になり “関節面” にある“関節軟骨” が、磨り減ってくる。
(骨と骨のつなぎ目で骨同士が滑りあう面→”関節面” には
“関節軟骨” と呼ばれる組織がついていて、ツルツルの状態になっています。
そこに “関節液” と呼ばれる、さらさらの潤滑油が 満ちています。
その関節は “関節包” とよばれる、”袋様組織で覆われています。)・・・ちょっとややこしいですね(苦笑)
 ↓
●“関節軟骨”が磨り減って、無くなってしまう。

 ↓
●そうなると、「骨」同士が 益々ぶっかり合ってくる。
本来ならば、「筋肉」が支えてくれているのですが その援助がなくなっているので
「骨」が自力のみで支えなくてはならないので “骨量” を増やしてくる。(=増骨作用)
そうなって、骨棘=こつきょく(骨が棘のように変形してくる) が 形成されてくる。
 
 「骨」が自らを太くすることで、支える力を上げようとしてくるのです。
このようなときに カルシュウム (リン酸カルシュウム) を多くとると、余計に “骨量” が増えすぎてしまう!
つまり、 “骨変形” を助長してしまうのです。

 だから、「変形性関節症」の方は カルシュウム系のサプリやお薬を飲んではいけない!! のです(驚)



 ※私としましては このブログを書くにあたり、
なるべく専門的医学用語を使わないように 気をつけているつもりなのですが、
どうしても 
話の内容自体が 一般の方にはなじみの少ない、聞きなれない方向性にあるので・・・

分かり難く、難しい! という意見を 多数頂きました(冷汗)

 申し訳ございません。

 

ですが・・・

では どうして治ってゆくのか?・・・は 

次回に・・・


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