前回に引き続き 「筋肉」の ”知られざる特徴” について・・・
「筋肉」は "伸び縮みして機能を果たす臓器" ですが、
基本的には “受動的” 要素の高い組織でもあり これもまた、女性的である! と言えます。
全体として、自ら 縮むのは得意ですが 伸びる方はあまり得意ではありません。
では どの様にして伸展しているのか?・・・
●「筋肉」は 両端を骨に付着させていますが、その付着部分に「腱」という 組織を持っています。
この「腱」を縮めることによって、「筋腹~いわゆる、全体的に見た筋肉」を引っ張ってもらい 結果として伸ばしてもらいます。
※「筋肉」⇒「腱」が両端にあり、中の間の部分を「筋腹」と呼びます。
生理学の世界では [「筋肉」は”エンジンである!!” ] という 表現をするのですが、
もう少し言うと [「腱」が ”ブレーキ” の役目をし、「筋腹」が “アクセル” の役目をしている。] と 表現できます。
●「筋肉」には "拮抗筋" と呼ぶ、例えば 裏表や左右等、見かけ上 相反する動きをしているけれども、実は 機能的には「サポートし合う筋肉」があります。
言い方を変えると サポートし合えるように、”「筋肉」は 配置されている!!” と言えます。
~カラダって本当に良く出来ているんです。~
この反対側の「筋肉」に 縮んでもらって、引っ張ってもらう⇒結果として伸ばしてもらっています。
※部分としてみたら、”拮抗し合っている筋肉”=「拮抗筋」が 全体としては、実は “協力し合っている”=「協労筋」という関係性で作用しています。
~お互いに協力して ある運動を成立させている~ 絶妙のバランスを保っている!! わけです。
ホント人体って凄いですよね)^o^(
ついでに もう少し突っ込んだ話をしちゃいます。
※「筋肉」は「筋繊維」と呼ばれる細い繊維の集合体ですが、筋繊維の一本一本は 真っ直ぐにしか伸び縮みしない、というより 出来ないんです。
ただ、筋繊維の走行が斜めに走っていることで 捻じれ(螺旋)の動きを可能にしているのです。
続きは次回に・・