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院長ブログ

[骨の変形が治る理由も、筋肉・・です!!]

 では、
「関節」=”骨と骨のつなぎ目” のところの「骨」が “変形” してしまう、『メカニズム』 ~ 過程・理由をお話します。

 『メカニズム』は どこの関節の変形でも共通しますが、治療の現場では「膝 ~ひざ~」関節の変形が
圧倒的に多いので、「膝関節」を例にとってお話します。

 まず、「膝関節」には “半月板” と呼ばれる、”軟骨” が「大腿骨 ~太ももの骨~ 」 と「脛骨 ~すねの骨~ 」の間に存在しますが、
この “半月板という軟骨” が、「膝関節」の “クッション” だと思っている患者さん・ ”そういう説明” を受けている患者さんが ほとんどです。

この “誤解” は 医療従事者の間でも、普通に起きていますので
患者さんはそちらからの影響を多大に受けてしまうので、ある意味当然の事なのかもしれません(苦笑)

“半月板” は “クッション” ではありません。

 “半月板” は “パッキン” (の様なもの)であり、”ベアリング” (の様なもの)でもあります。

 平らな面の「脛骨」の上に 角が丸くなった「大腿骨」が乗っている「膝関節」ですので
そのままでは 左右方向にグラグラしてしまいますので、そうならない様に内側と外側から 
くさびの様に 「半月板」が “パッキン” として入っていて、
尚且つ 「脛骨」の上を「大腿骨」が、前後方向に滑り回転運動をしやすい様に 「半月板」がついているのです。

 では、
カラダの重さを受け止める “クッション” は 何がやっているのか・・・?

 そう・・・
やはり、それも「筋肉」がやっているのです。

 「関節」には “関節裂隙” と呼ばれる “隙間” があります。
もし、関節周辺の「筋肉」が弱くなると その “隙間” が 保てなくなるのです。

“クッション” である「筋肉」の性能が落ちてしまい、支持性が弱くなると “関節裂隙” を押しつぶすストレスが、かかり始めます。

そうなると、
●「骨」同士がぶつかり始める。
 ↓
●「骨」が腫れ始める。
 ↓
●そのせいで 更に「関節裂隙」が狭くなる。
 ↓
●「骨」同士がぶつかり、擦れ合う様になり “関節面” にある“関節軟骨” が、磨り減ってくる。
(骨と骨のつなぎ目で骨同士が滑りあう面→”関節面” には
“関節軟骨” と呼ばれる組織がついていて、ツルツルの状態になっています。
そこに “関節液” と呼ばれる、さらさらの潤滑油が 満ちています。
その関節は “関節包” とよばれる、”袋様組織で覆われています。)・・・ちょっとややこしいですね(苦笑)
 ↓
●“関節軟骨”が磨り減って、無くなってしまう。

 ↓
●そうなると、「骨」同士が 益々ぶっかり合ってくる。
本来ならば、「筋肉」が支えてくれているのですが その援助がなくなっているので
「骨」が自力のみで支えなくてはならないので “骨量” を増やしてくる。(=増骨作用)
そうなって、骨棘=こつきょく(骨が棘のように変形してくる) が 形成されてくる。
 
 「骨」が自らを太くすることで、支える力を上げようとしてくるのです。
このようなときに カルシュウム (リン酸カルシュウム) を多くとると、余計に “骨量” が増えすぎてしまう!
つまり、 “骨変形” を助長してしまうのです。

 だから、「変形性関節症」の方は カルシュウム系のサプリやお薬を飲んではいけない!! のです(驚)



 ※私としましては このブログを書くにあたり、
なるべく専門的医学用語を使わないように 気をつけているつもりなのですが、
どうしても 
話の内容自体が 一般の方にはなじみの少ない、聞きなれない方向性にあるので・・・

分かり難く、難しい! という意見を 多数頂きました(冷汗)

 申し訳ございません。

 

ですが・・・

では どうして治ってゆくのか?・・・は 

次回に・・・


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