前回に引き続きまして・・・
皆さんに振った質問のご返答を受け取れないところが ブログですか、
それはそれとして 皆さんの中に返答を持っておいてください。
では、”逆振りを掛ける” 話の方から・・・
例えば、
同じ(ような)症状の患者さんが二人居たとします。
○Aさんは 「とても心配性で痛くなると、すぐに動かなくなる→動けなくなり、家から出られなくなってしまうタイプです。」
対して、
○Bさんは 「無鉄砲で痛くても、かなり動き回わる→静養するように話しても、全くお構い無しに活動するタイプです。」
症状的には同じ(よう)でも、”生活指導” に関しては 全く反対の話をするコトになります。
●Aさんには 「痛くない、無理のない範囲で 普通に生活をしてください・・・」
●Bさんには 「無理をしないで、控えめに 少し大人しくしていて下さい・・・」
のようなお話をするわけです。
我慢強い→プラス的表現
鈍感→マイナス的表現
辛抱が無い→マイナス的表現
敏感→プラス的表現
同じような内容(意味)でも、表現の仕方や状況・場面によって
プラスの意味合いが強かったり、マイナスの意味合いが大きくなっていたり・・
やはり、日本語って奥が深い・・ですよね(笑)
あ、話 戻しまして・・
当たり前の話ですが、ヒトを観て 差別(マイナスの区分け)するのではなく、
区別(プラスの区分け)をして、状況・状態に見合った助言をするのです。
要は
『患者さん、それぞれにとってベストの結果に繋がるように、
そのヒトのタイプに見合った→合わせたお話をしていく⇒手技・手法を使って治しに行く訳です』(笑顔)
“こういった部分” を “逆振り” と表現しました。
「バランスを取るための発想からの行為です。」